PS4リメイク版「ワンダと巨象」クリアした感想(ネタバレなし)
ワンダと巨像は、2005年にSIEによりPS2で発売されたソフト。
その独特なゲームデザインと世界観により、世界中から評価されました。
その後2011年のPS3HDリマスターを経て、2018年2月8日にPS4にてリメイク版が発売されました。
私はPS2版はプレイしておらず、PS3リマスター版を巨象を9体目までプレイしていました。しかしリメイク版の発売の報を聞いたため、プレイをお預けにして楽しみに待ち望んでいました。
巨像戦にのみに絞ったゲームデザイン
冒頭にも書いたこのゲームの独特なゲームデザインとして、巨像との戦闘にのみ絞っているという点があります。
これにより迫力のある巨像をポンポンとテンポよく遊ぶことができます。
巨像戦は弱点を探し、そこまでたどり着いて剣で突くという流れが基本となります。
しかし、↑のスクショのような巨人型のほか、動物を模しているような巨像まで様々な形のをしており、戦闘形態も変わるためどのようにして弱点までたどり着くかが重要となります。
「あそこに弱点があるけど高すぎてどうやっていけばいいのか…」
と考える事こそがこのゲームの肝となります。
また自身よりもはるかにでかい相手と戦うというのはやはり熱いものがあります。
個人的には2番目、5番目、10番目の敵がとても好き。
特に5番目のアレはずるいでしょ…こんなの盛り上がらないわけないじゃん…最高。
PS2版より進化した、PS3HDリマスターをはるかに凌駕したリメイク
今回 Bluepoint Games によりフルリメイクされた今作ですが、贔屓目なしにすばらしいグラフィックとなっております。
このゲームは巨像がオープンワールド上の各所に点在しており、そのポイントまでは愛馬・アグロに乗り平原や森、砂漠などをかけることになります。
PS3版を遊んだ際も、シームレスでこの平原を駆けることができるのはすごいなぁと感じていたのですが、今回のリメイク版は風景の美しさに驚かされました。
色鮮やかに生える草木に、細かく描写された岩肌、森の木々から差す木漏れ日、その光を反射する水面など、一つ一つの描写が美しくなりその場にある空気を感じ取れるような進化をしており度肝を抜かされました。
また、それらの美しくなった風景をさらに生かすような追加要素として、フォトモードというものが追加されています。
これがまた素晴らしい要素なのですが、上記の美しい風景じっくり撮影したいときに十字キー下を押すことで自由に撮影が可能になります。
さらにこれにフィルターという要素があり、これを変更することで
このように描写を変えることができます。
さらにすごいのが、この描写をかけた状態のままでゲームをプレイすることができます。
私はこれの高彩度を使用してゲームをプレイしていました。超キレイ。
このため、高原を走らせているだけで楽しい。それだけで5000円払ってよかったと思えてきます。
割とマジで泣いた。せつないストーリー。
このゲームの有名なキャッチコピーとして「最後の一撃は、せつない。」というものがあります。
これ、本当にいいキャッチコピーだなと。キャッチコピーなので当たり前なのですが、このゲームを象徴する言葉だなとクリアして改めて感じました。
今回はネタバレなしで記事を作成しているので、詳細は記入しないのですが、最後が本当に切なかった。正直泣いた。
この項に関してはあまり語りません。本当にいいゲームなんです。やってください。
総評
今回のリメイク版、正直PS3版からここまで進化しているとは思いませんでした。
プレイ時間は初見でプレイして、10時間前後といったところなので、元々気になっていた方、この記事を見て少しでも気になった方はぜひやってみてほしいです。
また、既にプレイしたことがある方でも、大幅にグラフィックが強化されているため一度PVなどを見て判断してみてほしいです。本当にきれい。
今回、今作を初めてクリアまでやりましたが、いい映画を見終わったような消失感のような満足感に襲われています。本当にプレイしてよかったなぁ…
あとがき・3月9日 ピアノ・オーケストラコンサートについて
今回の記事を書いている5日後の9日に、4Gamer主催によるピアノ・オーケストラコンサートが開催されます。
「ワンダと巨像」のピアノ&オーケストラコンサートを,2018年3月9日に開催します。TGS 2017では作曲家の大谷 幸氏を招いてのトークイベントも - 4Gamer.net
この規模で、単作を取り上げたコンサートはそうそう開催されないので、今作のファンの方は必見ものかと思います。
私も有給を取り、東京渋谷まで赴いて聞きに行きます。その感想も記事にできればと。
まだチケットがあるのかはわからないですが、ゲームコンサートは本当に素晴らしいものなので、ぜひ聞きに行ってください。
では、残りはお気に入りのスクショを張っておしまいとします。ご拝読ありがとうございました。
また、実はこのゲームのプレイした様子をYoutubeにて上げています。稚拙な動画ではありますがこれも一緒に残しておく。今上がっている分はPS3リマスター版となりますが、途中からPS4番に変わる予定です。