【ネタバレ無しレビュー】キムタクの存在感と龍が如くチームのキャラ作りの素晴らしさ【JUDGE EYES】

先日、ちまちまと進めていたJUDGE EYES：死神の遺言（以下キムタクが如く）をクリアしました。

今回はストーリーのネタバレはせず（大まかな導入などにはふれるかも。）、感想を書いていきたいと思います。

発表当初は、また北斗が如く的な色物出してきやがったなぁと思いつつも、「木村拓哉を主人公にして、あの神室町で遊べる」というインパクトが強く、即購入を決めてました。

名越さんは龍が如くと違うリーガルサスペンスものを作りたいとのことでしたが、実際に遊んでみると龍が如くそのままでした。まさにキムタクが如くと呼べるような出来。

これは、龍が如くシリーズを遊んできた私としては、結構嬉しかったり。また、主人公が木村拓哉という国民的スターであるため、龍が如くシリーズをプレイしたことのない人でも十分入りやすかったのではないかなぁと思います。

木村拓哉で動いて遊べるという新鮮さ

今作の最大の特徴である「木村拓哉を操作して遊ぶことができる」という部分なのですが、これが予想以上に面白い。

モデルも声も本人なので当たり前のことなのですが、「やっぱりキムタクじゃん！」「うわーこれキムタクっぽい～ｗｗ」となってはしゃいでしまいます。

いつもテレビで見ていたあのキムタクが自分の手で動かせて、自分の目の前でストーリーを繰り広げてくれる。これだけのことなのですが、すごい楽しいのです。

遊んでいて思うのが、まんま月9の物語をゲームにしているように思えてくるんですよね。ほかのキャラクターとのやり取りや、戦闘後の一言、細かなところまでいつも見てきたキムタクなので心が躍ります。

重厚なストーリー

今回は「リーガルサスペンス」な話であるため、キムタク演じる八神隆之はヤクザではなく元弁護士の探偵という立場にあります。

今までは伝説の元ヤクザである「桐生一馬」の視点で神室町を見てきましたが、一般人の八神の視点で見る神室町はまた少し新鮮な感じになります。

また、今までは裏の世界の人間同士の争いがメインでしたが、神室町で起きている連続殺人犯の「モグラ」を追いかけるのが今回のストーリー。

このモグラが何故連続殺人を行うのか、その理由がだんだんと分かっていくことで物語の面白さが増していきます。

ストーリーの面白さは龍が如くシリーズと比べてもかなり面白かったです。

かっこいいアクション

今作の戦闘は、多人数に強いモードと1対1で強いモードを使い分けるという感じ。

システム的にはいつもの如くシリーズなのですが、アクションがかっこいいので（しかもキムタク）戦闘は楽しかったです。

また、DLCの仙薬を使用すると手からドラゴンボールの気弾のようなものを出したり（⁉）広範囲に落雷を落としたり（⁉）かなり効果力な大爆発を起こしたりと（!!⁉）意味の分からない攻撃も可能です。なかなかにバカゲーです。必見。

魅力的なキャラクター

龍が如くシリーズには様々な登場人物がいますが、魅力的なキャラクターをたくさん作りだしてきました。

その人物作りの上手さが今作にも表れています。

まず、主人公の相棒として冒頭から登場する海藤さん。中尾彬演じる、弁護士時代の元上司の源田龍造先生。いつもは寡黙ながらも芯がしっかりしている元同僚の城崎さおりさん。主人公に裏情報を流す悪徳刑事の綾部、海藤の元子分の東などなど…ネタバレはしたくないので細かいことは述べませんが、主要人物の一人一人が魅力的で、ストーリーを盛り上げてくれます。

そしてピエール瀧演じる羽村のカシラ…凄みがあっていいキャラでした。