もしかしたらライブには行かないほうがいいのかもしれない【ずっと真夜中でいいのに 潜潜ツアー10/14 レポ】
10月14日、仙台で行われた「ずっと真夜中でいいのに」の「潜潜ツアー(秋の味覚編)」を観に行った。
場所は仙台PITという仙台駅から一駅離れた長町という場所にあるライブハウス。
今までゲームのオーケストラには何度も行ってきたし、あれをフェスと言っていいのか分からないけれど、「風とロック」という屋外のフェスには行ったことはある。
しかし、ライブハウスで行われるライブに行ったのは初めてのことだった。
まず初めて知ったのは入場の方法。チケットには整理番号が書いてあり、開場と同時に整理番号の若い人から先に入るようだ。そんなことも知らずにいつものコンサートのように開場時間を過ぎてからのこのこやってきてしまった。
私の整理番号はA160番代と少なくとも最初の160人以内には入れたので、確実にいいポジションを取れてたのではないだろうか…今回の反省点だろう…。死ぬほど後悔してる。
そんな後悔をしつつ会場に着いてすぐ入場した。会場はすでに満員で1000人以上はいただろう。
隙間を見つけて前方右端に立つ。
ステージにはパイプ缶など様々なオブジェが並んでいた。
入場からしばらく経ち今か今かと待ちわびるオーディエンス。
…定刻になった。メンバーがステージに上がり演奏が始まる…がボーカルのACAねの姿は見えない。
すると。
と、ライブの演目に関する詳細はまだツアー中なので伏せておく。
ここからはライブを聴いての感想を。
まず、演奏が始まり、ACAねの声が聞こえた瞬間に何故か泣いてしまった。いつも聴いている演奏と声が目の前にあるというのは思っていた以上の破壊力だったらしい。
そこからは会場全体がACAねの一挙一動、一声一言に首ったけだった。
戯けたような可愛らしい動きと思えば、艶っぽいと感じるような、思い思いに動き回りながら楽しそうに歌い続ける。その姿から目を離せなかった。
歌も、いつも聴いている歌声と変わらず、むしろそれ以上に美しく迫力のある歌声だった。時折アレンジを加え、シャウトする姿にこのまま死んでもいいと思った。
ライトアップの演出もすごい凝られていて、文字通り後光がさし、曲に合わせて様々な姿に光り、ACAねの魅力をまた倍増させていた。
あり得ないぐらいかっこよかった。
とにかくただただ最高だった。
最高すぎた。
今回のライブは自分の中でもハードルを上げすぎかと思えるぐらい楽しみにしていたのだが、そのハードルを余裕で飛び退けてしまった。
ライブが終わって今言えるのは、本当に最高の空間だった。あまりにもあっという間すぎて、夢だったのではないかと思えてしまう。
絶対に次のライブにも行くだろう。いや行かせてください。
そして、もう一つ問題が発生した。
ずっと真夜中でいいのにの楽曲は素晴らしいものばかりで、いつもリピートして通勤時やいろいろなタイミングで流していた。それは百点満点の楽曲だったし、それは変わらない。
しかし今回、いつもの百点満点を超えて200点を味わってしまったのだ。
今こうして記事を書いている最中も聴きながら書いているのだが、昨日の最高としか言えないあの曲と比べてしまう。
もう、あの最高の演奏は聞くことができないのか…あぁ…
という虚無感に襲われてしまう。
そうなりたくなければ、ライブなんて行くべきではない。
あんな最高の演奏を聴いてしまってはもう他では満足ができなくなってしまうから。
私はもう、今までの曲では満足ができなくなってしまったのだ。もうライブでの演奏を聴いてしまったのだから。だから、
次のライブに行くために明日からまた頑張ろう。